曹操孟徳という人
時は184年、後漢王朝が統制していた中国大陸。
後に起こる群雄割拠の戦国時代に活躍した武将・曹操孟徳が
まだ朝廷の治安維持役だったころ、北の大地では騎馬民族
率いる董卓(とうたく)が王朝討伐をもくろみ勢力を拡大していました。
朝廷に仕える曹操は「乱をもって乱を制す」という策略をもとに
当時、反朝廷思想で中国全土に広がっていた貧困農民宗教軍・黄巾党に
「※蒼天已死(そうてんすでにしす)」の文言を配り朝廷討伐を発起させます。
※漢帝国は腐敗し、すでに死んだ。いまこそ立ち上がり、臥龍を解き放ち改革せよ。
ここに、董卓の朝廷進軍より先に「黄巾の乱」が勃発。
曹操は一官軍の将でありながら天才的な軍師でもありました。
黄巾の乱も半ば、黄巾党の最重要拠点・食糧砦の昆陽(こんよう)
2万の兵を苦労の末、500の兵で落としました。
これで十分な食糧拠点ができ疲れた兵士にも食料を与えられる。
しかし足の速い黄巾党はすぐに援軍を送ってきます。
ここを乱の最大の分岐点と読んだ曹操は軍師・荀彧(じゅんいく)に
命令を下します。
「焼け」
足の速さを逆手に取った曹操の策は、最大拠点を完全に消滅させたことで、
「2万の兵で守る最大拠点・昆陽がたった500の兵に完全消滅させられた」
との噂は一気に中国全土に広がりました。
これを機に戦局は朝廷側に傾きます。
昆陽を落としたとき、軍師・荀彧に策を求めた曹操でしたが、
確たる策を出せない荀彧に対して曹操が言った言葉、
「戦場を大きく観よ。天を見、地を聞き、空の色、雲の走り、風の動き
あらゆるものを五感で感じ取り、敵と味方の動静を見よ。」
このように曹操は上役をもたじろがらせる大胆な策略と
天才的な洞察力で戦国武将のトップに上り詰めて行きます。
マンガ「蒼天航路」より
読み直すほど勉強になる素晴らしいマンガです。
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